Introduction 合気道名古屋道場の指導員/道場紹介

格闘技などやっていた影響もあり古武術と言うと「使えない」「型だけ」だと思っておりました。それが合気道名古屋道場に出会って一変しました。しかし、現在の合気道は実戦で使えない流派がごまんとあります。それには理由があります。きちんと段階を経て継承されていないからです。

合気道の達人といわれた先人達の動きや技。そこに辿り着くまでには道程、過程があった。しかし今日の合気道では、晩年の達人の動きを見て「それが全てだ」と言ったり教えたりしています。それらを教えても誰も出来ません。晩年の達人の動きや技は力を削いで、削いで、削ぎ落として結果その形になったもの。その達人にも白帯の時期もあったでしょう、黒帯になった時期もあったでしょう、力強い時期もあったでしょう、剛柔入り混じった時期もあったでしょう、全盛期の時期もあったでしょう、そういう様々な時期を経て、60代を過ぎ70代になり、無駄のない、力を削ぎ尽くした形になっていきます。全てと言うなら、それらの全てを含んだものが全てです。そういう事を教えずに、いきなり晩年の形だけ教えても一生出来ない。有事の際に使える訳がありません。それが今日の合気道の実態です。合気道名古屋道場は、少数団体ではありますが、動きや技はきちんと段階を経て確実に継承されています。技が生きています。その素晴らしい流派を生まれ育った名古屋の地に残したく道場開設に至りました。